発酵の本|2017年11月6日
地元の文化や歴史、技術などの総合力を結集させ、優れたインバウンド戦略、海外流通を視野に入れた市場開拓をおこなう国内外の「田舎」を紹介。
政府の掲げた4年間で農村観光需要を1450万人にまで増やすのに必要なことがつまった1冊です!
プロフィール
金丸弘美(かなまる・ひろみ)
食総合プロデューサー、食環境ジャーナリスト。「食からの地域再生」「食育と味覚ワークショップ」「地域デザイン」をテーマに全国の地域活動のコーディネート、アドバイス事業、執筆活動などを行なう。また各行政機関と連携した食からの地域創り、特産品のプロモーション、食育事業のアドバイザーとして活動。
総務省地域力創造アドバイザー、内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師、小笠原諸島振興開発審議会委員( 国土交通省) 、学校給食等地場食材利用拡大委員会委員(農林水産省)、NPO 法人発酵文化推進機構特任研究員、新潟経営大学特命教授、明治大学農学部兼任講師、フェリス女学院大学国際交流学部非常勤講師、駒澤大学経済学部非常勤講師。
著書に『田舎力ヒト・物・カネが集まる5つの法則』(NHK 生活人新書)、『里山産業論「食の戦略」が六次産業を超える』(角川新書)、『タカラは足元にあり! 地方経済活性化戦略』(合同出版)など多数。
発酵の本|2017年6月30日
(文春新書)800円+税
くさいが美味い! 小さいがしぶとい!酵母、細菌、カビの神パワーに発酵仮面が迫る!!
古来から日本人は、麹(酒)、味噌、醤油など、微生物のはたらきを利用した食品を大切にしてきた。発酵によってアミノ酸など「うまみ成分」が増し、保存期間も長くなる。また、健康維持に「腸内細菌」が大きな役割を果たしていることも近年わかってきた。まさに人類は、微生物に支えられて生きてきたのである。
それだけではない。この地球上には人類が考えもつかないような“超能力”をもった微生物が、まだまだ無数に存在していることが明らかになってきた。たとえば、100℃以上の熱湯中に生きる微生物、超高濃度の塩水(死海)に生息する微生物、硫酸なみの強酸や強力放射能を浴びても死滅しない微生物……。
しかも、人類に天の恵みをもたらしてくれる微生物も続々発見されている。動物性脂肪を植物性油脂に変換する微生物、天然希少香料を醸す微生物、汚染物質や有毒化学物質を分解してしまう微生物、天然資源(レアメタル)のありかを探し出す微生物……。もちろん、新たな抗生物質、特効薬を作り出すのも微生物だし、食糧難を解決してくれる可能性さえ秘めている。
分子生物学の進歩によって、「ゲノム編集」「遺伝子組み換え」がブームだ。しかし、人為的にDNAを組み換えてわけのわからない生物をつくるより、自然界にまだまだ人知れず存在する“超能力微生物”を見つけ出してきて利用するほうが、はるかにエコロジカルかつ合理的ではないか。
驚愕の「微生物グルメ」のエピソードも満載!味覚を刺激されつつサイエンスのミステリーにせまる「発酵仮面」の真骨頂ここにあり!
(文藝春秋HPより)
発酵の本|2017年6月30日
(東京堂出版)1500円+税
終戦直後、野山を駆け回っていた小泉少年のお腹を満たした食べもの、懐かしいふるさとの味、そして戦後西洋化した日本の食卓・・・
食文化研究者である著者が、半世紀以上に渡る様々な食との出会いについて綴り、食卓から浮かぶ、戦後から現代までの日本社会と食文化の変遷を描く。著者の個人的「食歴」であり、戦後の日本人の食卓の貴重な記録。
(東京堂出版HPより)
発酵の本|2016年11月30日
小泉武夫 新刊続々発売中!
●醤油・味噌・酢はすごい 三大発酵調味料と日本人
小泉武夫 著
800円(税別)
料理の素材を引き立て、味付けの決め手となる調味料。古くから用いられてきた発酵調味料の醤油・味噌・酢は、日本の食卓に欠かせないばかりか、海外での需要も年々高まっている。
本書は、発酵学の第一人者がこれら三大調味料の製造工程や成分をわかりやすく解説。
我が国の食文化に根ざした歴史や魅力を述べる。
さらには、近年の科学的知見をふまえ、血圧上昇や肥満の抑制、発ガン予防などの驚くべき効能も紹介する。
発酵の本|2016年11月30日
小泉武夫 新刊続々発売中!
●幻の料亭・日本橋「百川」―黒船を饗した江戸料理―
小泉武夫/著
1,404円(税込)
時は天明から文化文政。大田南畝、山東京伝など、名だたる文人たちが舌鼓を打って風流三昧。
嘉永七年には、ペリー一行に一人前三両、総額千五百両の料理を振舞う大役を担った「百川」。
果たして、維新の荒波を乗り切る手立ては?
希代の発酵学者が、饗応料理の真髄と化政文化の醍醐味を鮮やかに描き出し、謎多き料亭の真相を追う。