発酵の講演会・総会|2017年6月30日
2017年6月12日(月)、本機構の定期総会ならびに懇親会が日本橋室町「豊年萬福」で開催されました。
平成28年度事業報告・平成29年度事業計画・収支予算が報告された後は、小泉武夫理事長による講演で発酵が持つパワーを再認識することができました。講演後は引き続き会場で懇親会が開催。参加して頂いた会員の方々が親交を深め、盛会のうちに幕を閉じました。
発酵の本|2017年6月30日
(文春新書)800円+税
くさいが美味い! 小さいがしぶとい!酵母、細菌、カビの神パワーに発酵仮面が迫る!!
古来から日本人は、麹(酒)、味噌、醤油など、微生物のはたらきを利用した食品を大切にしてきた。発酵によってアミノ酸など「うまみ成分」が増し、保存期間も長くなる。また、健康維持に「腸内細菌」が大きな役割を果たしていることも近年わかってきた。まさに人類は、微生物に支えられて生きてきたのである。
それだけではない。この地球上には人類が考えもつかないような“超能力”をもった微生物が、まだまだ無数に存在していることが明らかになってきた。たとえば、100℃以上の熱湯中に生きる微生物、超高濃度の塩水(死海)に生息する微生物、硫酸なみの強酸や強力放射能を浴びても死滅しない微生物……。
しかも、人類に天の恵みをもたらしてくれる微生物も続々発見されている。動物性脂肪を植物性油脂に変換する微生物、天然希少香料を醸す微生物、汚染物質や有毒化学物質を分解してしまう微生物、天然資源(レアメタル)のありかを探し出す微生物……。もちろん、新たな抗生物質、特効薬を作り出すのも微生物だし、食糧難を解決してくれる可能性さえ秘めている。
分子生物学の進歩によって、「ゲノム編集」「遺伝子組み換え」がブームだ。しかし、人為的にDNAを組み換えてわけのわからない生物をつくるより、自然界にまだまだ人知れず存在する“超能力微生物”を見つけ出してきて利用するほうが、はるかにエコロジカルかつ合理的ではないか。
驚愕の「微生物グルメ」のエピソードも満載!味覚を刺激されつつサイエンスのミステリーにせまる「発酵仮面」の真骨頂ここにあり!
(文藝春秋HPより)
発酵の本|2017年6月30日
(東京堂出版)1500円+税
終戦直後、野山を駆け回っていた小泉少年のお腹を満たした食べもの、懐かしいふるさとの味、そして戦後西洋化した日本の食卓・・・
食文化研究者である著者が、半世紀以上に渡る様々な食との出会いについて綴り、食卓から浮かぶ、戦後から現代までの日本社会と食文化の変遷を描く。著者の個人的「食歴」であり、戦後の日本人の食卓の貴重な記録。
(東京堂出版HPより)